栃木県警察本部サイバー犯罪対策室と宇都宮中央警察署は、平成24年7月、ファイル共有ソフトを使い、ゲームなどを違法配信していた会社員A(男性・34歳)を、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで、宇都宮地検へ送致しました。
この会社員Aは、自宅のパソコンからファイル共有ソフト「Share」を起動し、当機構正会員が著作権を有するゲームを、著作権者の許可を得ずに無断でアップロードし、不特定多数のインターネットの利用者に対して自動送信できるようにしていました。
栃木県警によるサイバーパトロールのさいに、アップロードの情報が確認され、当機構へ照会の連絡があったことが事件の端緒となりました。正会員3社が告訴をしており、当機構調査部では、栃木県警からの要請により、アップロードファイルについての真贋鑑定などを実施し、全面的な捜査協力を行っていました。
■告訴会社
株式会社ウィルプラス、他2社
■鑑定実施者
一般社団法人 コンピュータソフトウェア倫理機構 事務局調査部
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