EOCS／コンピュータソフトウェア倫理機構
オフィシャルウェブサイト

著作権侵害に関するニュース

2012/08/01

オークションで海賊版を販売、会社員を逮捕(石川県)

　富山県警察本部生活環境課と富山南警察署は、平成２４年７月３１日、インターネットオークション上で、アニメＤＶＤ作品の海賊版を販売していた石川県在住の会社員Ａ（男性・４３歳）を、著作権法違反（頒布）の疑いで逮捕しました。

　この会社員Ａは、平成２３年４月から平成２４年４月にかけて、インターネットオークションにて、当機構加盟会社が著作権を有するアニメＤＶＤ作品の海賊版を出品し、販売していました。

　富山県警による家宅捜索時の際に、アニメＤＶＤ作品の海賊版が約３００点発見され、自宅のパソコンを用いて、正規商品から複製を行っていた様子が確認されています。この会社員Ａは、「小遣いを稼ぐためにやった」「４年ほど前から販売し、合計で約３００万円の売上があった」と供述しており、富山南警察署では、余罪も含め調べています。

　加盟会社様からの相談により、事務局調査部が確認したところ、違法出品を発見、富山県警察本部生活環境課サイバー犯罪対策室へ、情報提供を行ったことが事件の端緒となりました。なお、調査部では、富山県警からの要請により、真贋鑑定などを実施し、捜査協力を行っております。

【調査部から】
　海賊版や模造品が広がることは、ゲームやアニメ作品に携わる製作者への利益とはなりません。それは次の創作や開発の機会が失われることにもつながります。オークション上で海賊版や模造品の出品を発見したさいは、落札しない(買わない)よう、皆様のご協力をお願い申し上げます。

■告訴会社　　株式会社エイ・ワン・シー　他１社

■鑑定実施者　一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構　事務局調査部

※平成２４年９月に、上記の会社員Ａに対して「懲役１年６ヶ月、執行猶予３年」の有罪が下されました。