宮城県警察本部生活環境課と仙台中央警察署は、平成24年10月24日、ファイル共有ソフトを使い、ゲームなどを違法配信していた無職A(男性・29歳)を、著作権法違反(公衆送信権の侵害)疑いで、仙台地方検察庁へ送致しました。
この無職Aは、ファイル共有ソフト「Share」を使い、当機構加盟会社のゲーム作品を含む多数のファイルを、著作権者の許可を得ずに無断でアップロードし、不特定多数のインターネットの利用者に対して自動送信できるようにしていました。
加盟会社2社が告訴をしており、当機構調査部では、宮城県警からの要請により、アップロードファイルについての真贋鑑定などを実施し、全面的な捜査協力を行っています。
【調査部から】
平成24年9月に、全国43都道府県の警察によるファイル共有ソフトを使用した児童ポルノの一斉取り締まりが行われた際、上記の無職Aは、児童ポルノ法違反で逮捕されました。宮城県警による押収品の分析から、ゲーム作品などが多数確認され、当機構へ照会の連絡があったことが刑事告訴へとつながりました。
■告訴会社 株式会社ウィルプラス 他1社
■鑑定実施者 一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構 事務局調査部
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