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2013/02/28

Shareで著作物をアップロードした漫画家を逮捕(神奈川県)

 宮城県警察本部生活環境課と仙台南警察署は、平成25年2月19日、ファイル共有ソフトを使い、ゲームなどを違法配信していた神奈川県在住の漫画家A(男性・38歳)を、著作権法違反(公衆送信権の侵害)疑いで逮捕しました。

 この漫画家Aは、ファイル共有ソフト「Share」を使い、当機構加盟会社のゲーム作品やアニメーションビデオ作品を含む多数のファイルを、著作権者の許可を得ずに無断でアップロードし、不特定多数のインターネットの利用者に対して自動送信できるようにしていました。

 加盟会社2社が告訴をしており、当機構調査部では、宮城県警からの要請により、アップロードファイルについての真贋鑑定などを実施し、全面的な捜査協力を行っています。

■告訴会社  株式会社エイ・ワン・シー、他1社

■鑑定実施者 一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構 事務局調査部


  _/_/_/_/_/_/_/ 【調査部トピック】 『漫画家 神保ひとでが逮捕』 _/_/_/_/_/_/_/

 宮城県警は、Shareが使用されている時間帯を突き止めたうえで、摘発を行ったようです。緻密な捜査が行われたのではないかと思われます。
 調査部でこの被疑者を調べてみたところ、「神保ひとで」というお名前で成人向けの作品やコミック本を出している漫画家であり、業界では名が知れている作家さんでした。

 この漫画家さんは、「(ソフトを)もらってばかりではわるい」という理由から、パソコン3台を使い、約15,000ファイルをアップロードし、Share上から、他のユーザーがダウンロードできるようにしていました。

 読者であるユーザのみなさまへ、創作した著作物の保護について、自ら訴え、叫ばなければいけない漫画家である方が、アップロードされているファイルが欲しいからといっては、違法なアップロードをするのでは………残念でなりません。

 成人向けの作品といえども、この漫画家さんが執筆した刊行物にも立派な著作権があります。その事を軽く見ていたのかも知れませんが、摘発された内容は明らかな違法行為であり、ご自身の漫画家としての執筆活動も含め、今後、いろいろな方面に影響がおよぶのではないでしょうか?

 みなさんの中にも、「良かれ」という善意に近い感情から、ファイル共有ソフトを使っている人がいるかも知れません。でも、それは創作する立場の人々を傷つけているだけです。著作物が無差別にアップロードされてしまっては、制作費用が回収できず、クリエイターや製作に携わる者の、次の創作の機会やステージを失うことにもなります。また、作品を待ち望んでいるユーザーのみなさまにとりましても、今回のような事件により、新たな作品が世の中に出なくなり、楽しみが失われることにつながります。

 パソコンを娯楽のひとつとして愉しまれている全てのユーザーのみなさま、どうか、ファイル共有ソフトを使うことが、「善意にはならない」という現実を、受け止めてほしいです。

  

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