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2013/11/22

無断複製したゲームを販売していた派遣社員を逮捕(福島県)

 宮城県石巻警察署は、平成25年11月20日、無断複製したゲームソフトを販売していた福島県内在住の派遣社員A(女性・28歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。

 この派遣社員Aは、平成24年5月ころから平成25年3月ころにかけて、当機構加盟会社が著作権を有するパソコン用のゲームソフトを、無断でCD−RやDVD-Rに複製のうえ、1枚あたり400円から500円で販売していました。

 インターネット上の掲示板を利用して販売の告知を行い、20代から30代男性ら3名に対し、計57枚販売しており、石巻警察署では余罪があるものとみて詳しく調べています。

 当機構業務部では、石巻警察署と加盟会社様からの要請により、海賊版の真贋鑑定、情報提供、告訴資料の作成など行い、全面的な捜査協力をしていました。

■告訴会社
 株式会社ネクストン         株式会社チャンピオンソフト
 株式会社ワークマン        株式会社ウィルプラス
 株式会社ミンク           株式会社ホークアイ
 株式会社アステックトゥーワン  株式会社ソフパル
 株式会社葉月             他、2社

■鑑定実施者 
 一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構 事務局業務部


_/_/_/ 【業務部トピック】『日常化する違法行為の代償は大きく重くなります。』_/_/_/

 今回の事件は、石巻警察署の署員によるサイバーパトロールにより、違法行為が発覚しました。被疑者である派遣社員Aは、インターネット上の掲示板にて告知を行い購入客を集め、著作権者の許可なく無断で複製したパソコン用ゲームソフトを定価の約1/20前後で、1年以上にわたり販売していました。

 パーソナルコンピュータとインターネット通信回線の一般への普及により、カジュアルなコピー(複製)の方法を知った者による、違法な販売が後を絶ちません。過去において、加盟会社からの刑事告訴により、無断複製した海賊版などを販売していた違法者が30名以上検挙されております。そのほとんどが、各々様々な生活環境にありながらも、違法行為をした理由や動機として「小銭が稼げる」を挙げております。著作権に関する間違った認識を持ち、かつ、違法な行為が日常化したことが、著作権侵害を大きくしたと考えられます。

 この派遣社員Aのケースにおいても、どのような理由や動機があったとしても、自己の都合で海賊版を販売し収入を得ていました。著作権者であるメーカーのゲームなどを、長期間にわたり無断で複製して販売していた訳であり、メーカーは本来得られるはずの利益が得られません。決して許されるものではありません。

 被疑者の積み重なった所業の結果、加盟会社11社による告訴へとつながったのです。

  

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